在来工法による数寄屋造り・化粧造り。最高級の城屋根住宅 【対応地域】東京・埼玉・茨城・栃木・千葉・神奈川・福島・その他

住宅施工例

茨城県日立市 N様邸

震災の影響で今までの住まいが倒壊してしまった日立市十王町のN様邸。
震災の復旧工事で大忙しの中、各業者の助けも受けながら、 城屋根の家が敷地いっぱいに上棟となりました。

震災後、一番先にご依頼になっていただいたN様でしたが、城屋根の家ということで、材料の手配、加工(きざみ)から現場作業の長期化が予想されたため、ご理解を得て、震災からここまで約1年かかってしまいました。

皆様に助けられてやっとここまで来ることが出来ました。

N様のお家紹介 ピックアップ

玄関 中廊下

玄関を入ると、ケヤキの大黒柱・恵比寿柱がお出迎えしてくれます。
30センチ角の柱に差し鴨居が入り、床はヒノキ縁甲板で仕上げました。
中廊下の建具には、腰に杉の一枚板をはめ込み、大阪格子戸風にアレンジしたオリジナルの4枚戸としました。
前廊下(縁側)の建具は、雪見障子と言って、障子の下半分が上下に動き、ガラスが現れ外を見ることができる上級建具です。
全て地杉を利用した手作りの建具です。



床暖房

城屋根の家では初めて? 中々城屋根の家のお客様で「リビングを洋風にしたい」という方。
今回、その希望に応えるべくフローリングに板貼りという形で演出してみました。
お客様より何を使うかやどのようにするかは「永山さんに任せます」任せられていましたのでご提案(説明)をしてOKであればその材料で進めるという感じで作りました。
とはいえ、この注文をいただいてから私の頭にはこの風景は頭に決まっていましたが・・・

床は、床暖房を入れました。
フローリング材は、床暖対応品のチークのフローリング材を使用しました。

壁材には、杉無地加工板を目透し貼りで縦に貼り温かみのある白と赤の杉の色合いをお楽しみいただきます。
城屋根の家のリビングですのでやはり無節です。

天井もひと工夫。
普通に一面を仕上げては面白味が全然ありません。真ん中を上げても何かつまらないような感じがしました。
通常、リビングの天井は格(ゴウ)天井で仕上げるのですが、今回は変則格天井で真ん中にケヤキの突板をのせ、周りを杉の縁甲板で囲む新たな天井を作りました。
もちろんこの天井は永山オリジナルリビング天井です。

そして建具。
リビングへは玄関ホールから来ます。もちろんお客様は入ってきてまず、リビング入口かケヤキ付近を見ますよね。この建具には永山の大好きなステンドグラスをはめ込んで建具を作りました。城屋根の家にもピッタリな松をイメージしたステンドグラス。下部腰板には杉の一枚物板を使いさらに、戸車では車の音やゴミによって戸車の動きが悪くなってくるので吊式のハンガーレールを使ってスムーズな開閉を実現しました。
建具すべてをこの方式も可能ですがご予算もあるので通常は頻繁に使用するリビング入口
をメインに使っている品物です。



リビングの出窓

リビングの出窓です。
イチョウの一枚板をそのまま窓台にしました。
幅が平均60センチありましたのでサイズ的にぴったり。色気も壁の杉板と合っていてスッキリという中に皮部分の自然な具合が豪快さを表現できたかなぁ~と思います。
この天板はその時その時の出会いですので私も製材所や銘木店で常に目を光らせ、さらに良い物を作れるように日々追求しています。
下の引き出しは閉めていると壁に見せるように同じ板材で仕上げています。


木に囲まれたキッチン

こんな木に囲まれたキッチンはどうですか?
このキッチンはIHクッキングヒーターですので火ではありませんので内装の制限も受けないのでこのような空間も生まれます。
真っ白いクロスのキッチンは清潔感があるかもしれません。しかし、クロスにはない自然の木の温かみが奥様を癒してくれるでしょう!
この部屋は、奥様の場所いう感じですので自分の感じ方で部屋を表現できれば最高のキッチンになると私は思います。


外観

完成した城屋根の家です。
国道6号線沿いに建っているので目立ちます。
この地域に5件目の城屋根の家となりました。
この屋根の反りと顔でもある破風板で皆様をお迎えいたします。